適材適所のすごい成果。人材紹介業界へのきっかけ

**適材適所のすごい成果。人材紹介業界へのきっかけ
―“人の力”を信じられるようになった原点の物語―**
転職活動をしていると、「自分はどんな仕事に向いているのだろう」「今の職場は自分に合っているのだろうか」と悩む方が多くいます。
しかし、適材適所という言葉が示すように、人は“置かれる場所”によって能力を発揮したり、逆に埋もれてしまったりします。
今回は、私自身が人材紹介・転職支援の世界に入るきっかけとなった、ひとつの出来事をお話しします。
これは、私が社会人として最初に働いた流通業界で経験した、忘れられないエピソードです。
そして、今の仕事の根底にある「人の可能性を信じる」という価値観を形づくった原点でもあります。
**■ 大型店舗でのキャリアの始まり**
大学卒業後、私は流通業界に入りました。
配属されたのは、直営とテナントを合わせて5000坪という巨大な店舗。
従業員は社員だけで100名以上、アルバイトやテナントスタッフを含めると500名規模の大所帯です。
新卒社員は毎年10名ほど採用され、入社後に各部門へ配属されていきます。
私は婦人服のグループに配属され、売場づくりや接客、商品管理など、日々多くの業務に向き合っていました。
そんな入社3〜4年目の頃、私の価値観を大きく揺さぶる出来事が起こります。
**■ 九州からやってきた“Mマネージャー”**
ある日、婦人服グループに新しいマネージャーが転勤してきました。
仮に“Mさん”としておきます。
Mマネージャーは九州の店舗で素晴らしい実績を出してきた方でした。
しかし、第一印象は「ファッションの人」という雰囲気ではありません。
(大変失礼ながら、当時の私はそう感じていました。)
ところが、このMマネージャーが後に“適材適所のすごさ”を私に教えてくれることになります。
**■ 食品部門から婦人服へ――意外すぎる人事異動**
ある時、Mマネージャーは食品部門のチェッカー(レジ担当)として働いていた女性スタッフを、婦人服グループへ異動させました。
その方はとてもおっとりしたタイプで、スピードと正確性が求められる食品レジにはあまり向いていなかったのか、食品部門での評価は厳しいものでした。
さらに、ファッションセンスという点でも、正直「婦人服に?」と思うような方でした。
しかし、この異動が後に“奇跡のような成果”を生み出します。
**■ 数年後、そのスタッフは“店内売上No.1の部門長”に**
異動から数年後、そのスタッフはイレギュラーサイズ(大きいサイズ)の婦人服部門の責任者となり、
なんと **店内坪売上No.1、全社でも同部門売上No.1** の大部門長に成長していたのです。
これは偶然ではありません。
イレギュラーサイズのお客様は、一般的な売場ではなかなか満足できる商品に出会えず、接客にも繊細な配慮が必要です。
その中で、彼女のおっとりとした性格、丁寧で寄り添う接客スタイルが、お客様の心をつかんでいきました。
気づけば顧客がどんどん増え、さらにその顧客が別の顧客を呼び、売場は毎日がバーゲンセールのような賑わいに。
「県内のイレギュラーサイズのお客様が全員来ているのでは」と思うほどの盛況ぶりでした。
セールをほとんどしない部門でこれだけの客数を集めるのは、異例中の異例です。
**■ 適材適所が生んだ“奇跡ではない成果”**
もちろん、彼女自身の努力や周囲のサポートも大きかったでしょう。
しかし、もし彼女が食品チェッカーのままだったら、ここまでの成功はなかったはずです。
逆に言えば、
**彼女だからこそ、イレギュラーサイズ部門を超優良部門に育てることができた。**
これが適材適所の力です。
人は、環境が変わるだけで能力を発揮できるようになる。
評価が低かった人が、別の場所では圧倒的な成果を出すことがある。
この出来事は、私にその事実を強烈に突きつけました。
**■ Mマネージャーの“人を見る目”**
Mマネージャーがどこまで考えてこの異動を行ったのかは分かりません。
本人に聞けば「全部わかっていた」と言うかもしれませんが(笑)、
少なくとも、彼には“人の可能性を見抜く力”がありました。
そして、この経験が私自身の価値観を大きく変えました。
- 人は見た目や第一印象だけでは判断できない
- 評価が低い人でも、環境が変われば輝く
- 適材適所は、本人の人生も、組織の業績も変える
この学びは、後に私がマネージャーや店長になったとき、
部下を見る視点を大きく変えてくれました。
**■ この経験が、人材紹介・転職支援の仕事につながった**
そして今、私は人材紹介・転職支援の仕事をしています。
求職者のキャリアを一緒に考え、企業とのマッチングを行い、
その人が最も力を発揮できる場所を探す仕事です。
まさに、あの時のMマネージャーの姿勢が、今の私の原点になっています。
- 人には必ず強みがある
- その強みが活きる場所は必ずある
- 適材適所が実現すれば、人も企業も幸せになる
この信念は、あのイレギュラーサイズ部門の成功を目の当たりにしたからこそ生まれたものです。
**■ 求職者の皆さんへ:あなたにも“輝く場所”がある**
転職活動をしていると、
「自分は評価されないのでは」
「どこに行っても同じでは」
と不安になることがあります。
しかし、私は断言できます。
**あなたが輝ける場所は必ずあります。**
今の職場で評価されていなくても、
あなたの強みが活きる環境に移れば、
驚くほど成果を出せることがあります。
それは、あのスタッフのように。
そして、あなたの可能性を信じてくれる“誰か”がいれば、
人生は大きく変わります。
**最後に:Mマネージャー、お元気ですか?**
あの時の経験が、今の私の仕事の原点です。
人の力を信じること。
適材適所の重要性を理解すること。
そして、誰かの人生を変えるサポートをすること。
Mマネージャー、お元気ですか。
あなたの人事異動が、私の人生を変えました。
ではまた
参考求人情報:https://kaikeijob.com/#job
◇キャリアカウンセリングから書類添削、面接対策まで
無料で転職のアドバイスを受けてみませんか?
無料転職登録ページからご連絡いただければと思います。
【川根博のプロフィール】
人材業界で約15年経験後、株式会社パブス設立。 これまで、1000人以上の転職希望者と面談し転職をサポートしてきました。 現在は、転職エージェントとして地元企業や地元税理士事務所への転職支援を行いながら、地元中小企業の経営サポートや、スモールビジネスの起業サポート等、多岐にわたって活躍中。
・株式会社パブス HP▼ https://www.pabs.jp/
・会計job HP▼ https://kaikeijob.com/

