聞いた情報や電話の印象で判断せず、逢いましょう

**聞いた情報や電話の印象で判断せず、逢いましょう

―転職活動で“本当の相手”を見極めるために必要な姿勢とは―**

転職活動をしていると、求人票の文字や、電話越しの声、メールの文面、ネット上の口コミなど、限られた情報だけで企業を判断してしまいがちです。
しかし、実際に企業と向き合う仕事をしていると、「会ってみなければわからない」という場面に何度も出会います。

先日、私自身がまさにその典型的な経験をしました。
クライアント企業の担当者が変更となり、初めて対面でお会いしたときのことです。

それまでにも電話では何度も話していましたが、正直に言えば、あまり良い印象を持っていませんでした。
電話口では声のトーンが暗く、言葉もはっきりしない。
こちらが聞き返すと、どこか不愉快そうな空気が伝わってくる。
さらに、過去にその会社に在籍していた方からも、あまり良くない話を耳にしていたため、どうしてもネガティブなイメージが先行していました。

しかし、実際にお会いしてみると、その印象は一瞬で覆されました。
明るく、聡明で、相手を尊重する姿勢が自然とにじみ出ている方。
会社の雰囲気も、電話越しに想像していたような陰湿さはまったくなく、むしろ活気に満ちていました。

「会ってみなければ、本当にわからないことって、たくさんある」

その瞬間、改めて強く実感しました。
そして同時に、転職活動中の求職者にも、この視点をぜひ持ってほしいと感じたのです。

**1. 電話やメールの印象は“情報の断片”にすぎない**

転職活動では、企業との最初の接点が電話やメールであることが多くあります。
しかし、電話やメールは相手のごく一部の情報しか伝えません。

- たまたま忙しい時間帯だった
- 電話が苦手な担当者だった
- 体調が悪かった
- 会社の会議直後で気持ちに余裕がなかった

こうした背景は、外からは見えません。
にもかかわらず、私たちはその一瞬の印象だけで「この会社は合わないかも」と判断してしまうことがあります。

しかし、それは本当に“会社の姿”でしょうか。
電話の印象は、企業の全体像を映す鏡ではありません。
むしろ、誤解を生みやすい媒体だと言えます。

**2. ネットの口コミや人づての情報も“真実の一部”でしかない**

転職活動では、口コミサイトや知人からの情報も参考にすることがあるでしょう。
もちろん、それらは貴重な情報源です。
しかし、そこに書かれているのは、あくまで“その人の経験”であり、“その時期の会社”です。

企業は人の集合体であり、時期によって雰囲気も体制も変わります。
ある人にとっては働きづらい環境でも、別の人にとっては働きやすい場合もあります。

つまり、口コミは「事実の一側面」であって、「全体像」ではありません。

**3. 対面で会うと、情報の質が一気に変わる**

実際に会うと、電話やメールでは伝わらない情報が一気に入ってきます。

- 表情
- 目線
- 声の温度
- 話すスピード
- 相手の姿勢
- 社内の空気
- すれ違う社員の雰囲気

これらは、文字情報では絶対に得られない“生の情報”です。

私が先日お会いした担当者も、電話では伝わらなかった魅力が、対面では自然と伝わってきました。
むしろ、電話の印象が悪かったからこそ、ギャップの大きさに驚かされたほどです。

求職者にとっても、企業にとっても、対面で会うことは“誤解を解くチャンス”になります。

**4. 会うことで、自分の判断軸が磨かれる**

転職活動では、「自分に合う会社かどうか」を見極める必要があります。
しかし、その判断軸は、実際に企業と会っていく中で磨かれていくものです。

- どんな人と働きたいのか
- どんな雰囲気が自分に合うのか
- どんな価値観を大切にしたいのか

これらは、実際に企業と向き合うことで初めて明確になります。

会うことを避けていると、判断軸が育たず、結果としてミスマッチを招くこともあります。

**5. 自分が相手に与える印象にも気を配る**

今回の経験を通じて、私はもう一つ大切なことに気づきました。
それは、「こちらも無意識のうちに相手に印象を与えている」ということです。

電話の声のトーン、メールの文章、返信のスピード、言葉遣い。
これらはすべて、相手にとっての“あなたの第一印象”になります。

求職者も同じです。

- 電話での受け答え
- 面接前後のメール
- 面接時の姿勢や表情

こうした細かな部分が、企業の印象を大きく左右します。

「企業が自分を判断する」のではなく、
「自分も企業に印象を与えている」という双方向の関係であることを意識するだけで、転職活動の質は大きく変わります。

**6. だからこそ、まずは“会う”という一歩を大切に**

転職活動では、どうしても慎重になりがちです。
しかし、慎重さが行き過ぎると、せっかくのチャンスを逃してしまうことがあります。

- 電話の印象が悪かったから
- 口コミが気になったから
- メールの文面が素っ気なかったから

こうした理由だけで企業を候補から外してしまうのは、あまりにももったいない。

会ってみると、
「思っていた会社と全然違った」
「実はすごく自分に合っていた」
というケースは本当に多いのです。

**7. まとめ
―転職活動は“会う勇気”が未来を変える―**

今回の経験を通じて、私は改めてこう感じました。

**人は会ってみなければわからない。
企業も会ってみなければわからない。**

そして、求職者にとっても、企業にとっても、
“会う”という行為は、誤解を解き、本質を知り、未来を切り開くための最も重要なステップです。

転職活動は、人生の大きな選択です。
だからこそ、断片的な情報だけで判断せず、ぜひ積極的に企業と会ってみてください。

その一歩が、あなたのキャリアを大きく前進させるきっかけになるはずです。

参考求人情報:https://kaikeijob.com/#job

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【川根博のプロフィール】
人材業界で約15年経験後、株式会社パブス設立。 これまで、1000人以上の転職希望者と面談し転職をサポートしてきました。 現在は、転職エージェントとして地元企業や地元税理士事務所への転職支援を行いながら、地元中小企業の経営サポートや、スモールビジネスの起業サポート等、多岐にわたって活躍中。
・株式会社パブス HP▼ https://www.pabs.jp/
・会計job HP▼ https://kaikeijob.com/

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