未来の職務経歴書を書いてみる ──「やらなければならないこと」が、驚くほど明確になる

**未来の職務経歴書を書いてみる
──「やらなければならないこと」が、驚くほど明確になる**

転職紹介コンサルタントの川根です。
今日は、私自身がこの週末に取り組んでみて、思いのほか大きな気づきを得たテーマについてお話しします。

それは、
**「未来の職務経歴書を書く」**
という、少し変わったワークです。

5年後、10年後、15年後、20年後。
それぞれの未来の自分が、どんな仕事をしていて、どんな役割を担い、どんな成果を残しているのか。
それを“実際の職務経歴書の形式”で書いてみる。

最初は「そんな先のこと、わかるわけがない」と思っていました。
しかし、ある方にこう言われたのです。

**「未来の職務経歴書を書くと、やらなければならないことが明確になる」**

半信半疑で始めてみたのですが、書き終えたとき、私は静かに驚いていました。
本当に、明確になるのです。
自分がどこへ向かうべきか、何を積み上げるべきか、どんな経験を避けてはいけないのか。
霧が晴れるように見えてくる。

今日は、その体験をもとに、求職者の皆さんにもぜひ試していただきたい「未来の職務経歴書」の考え方をお伝えします。

**1. なぜ“未来の職務経歴書”を書くと明確になるのか**

私たちは普段、
「今の仕事をどうするか」
「次の転職先をどう選ぶか」
という“目の前の選択”に意識を奪われがちです。

しかし、キャリアは本来、
**“長い時間軸で積み上がるもの”**
です。

未来の職務経歴書を書くという行為は、
その長い時間軸を一気に先へ伸ばし、
「未来の自分がどんなキャリアを歩んでいたいか」を先に決めてしまう作業です。

すると、自然とこういう思考が生まれます。

- 5年後にこのポジションにいるなら、3年後には何をしている必要がある
- 10年後にこのスキルを持っているなら、今から学び始めないと間に合わない
- 15年後にこの役割を担うなら、次の転職ではどんな環境を選ぶべきか
- 20年後にこの成果を出しているなら、どんな経験を積んでおくべきか

つまり、
**未来から逆算することで、今やるべきことが浮かび上がる**
のです。

**2. 実際に書いてみると、意外なほど“リアルな未来”が見えてくる**

私自身、5年後、10年後、15年後、20年後と書き進めていく中で、
「未来の自分」がどんどん輪郭を持ち始めました。

最初は曖昧だったのに、書いているうちに、
「この年齢ならこの役割を担っているだろう」
「この経験は絶対に必要だ」
「ここで一度、環境を変えているはずだ」
と、自然にストーリーがつながっていく。

これは、職務経歴書という“形式”が持つ力でもあります。

職務経歴書は、
- 役割
- 実績
- スキル
- 担当領域
- 成果
- 組織規模
などを具体的に書く必要があります。

だからこそ、未来の職務経歴書を書くと、
**「未来の自分がどれだけ具体的に動いているか」**
を描かざるを得ない。

この“具体性”が、未来をリアルにしてくれるのです。

**3. 未来の職務経歴書を書くときのポイント**

ここからは、求職者の方が実際に取り組む際のポイントをお伝えします。

**① 年齢を必ず書く**

未来の職務経歴書を書くとき、
「5年後、10年後、15年後、20年後の自分は何歳か」
を必ず書いてください。

これが、思った以上に効きます。

年齢を書くと、
- その年齢でその役職は現実的か
- そのスキルを習得するには何年必要か
- その働き方は体力的にどうか
- 家庭環境はどう変わっているか
など、現実的な視点が自然と入ってきます。

未来のキャリアは、夢物語ではなく、
**“現実の自分が歩む道”**
です。

年齢を書くことで、未来が一気に現実味を帯びます。

**② 役職・スキル・成果を“書ける前提”で書く**

未来の職務経歴書は、
「こうなれたらいいな」
ではなく、
**“こうなっている”**
という前提で書きます。

- どんな役職に就いているか
- どんなスキルを持っているか
- どんな成果を出しているか
- どんなチームを率いているか
- どんな顧客に価値を提供しているか

これを“書ける前提”で書くと、
「じゃあ今から何をすべきか」が自然と見えてきます。

**③ 途中で矛盾が出ても気にしない**

書いていると、
「5年後の自分と10年後の自分のキャリアがつながらない」
ということが起きます。

それでいいのです。

矛盾が出るということは、
**“今のキャリア観が整理されていない”**
というサイン。

むしろ、矛盾が出たところからが本番です。

- どちらの未来が本音なのか
- どちらの未来にワクワクするか
- どちらの未来が現実的か
- どちらの未来が自分らしいか

こうした問いが、キャリアの軸を作っていきます。

**④ 書き終えたら、今の職務経歴書と並べて読む**

未来の職務経歴書を書き終えたら、
今の職務経歴書と並べて読んでみてください。

すると、
**“今の自分に足りないもの”**
が驚くほど明確になります。

- 経験の幅
- スキルの深さ
- マネジメント経験
- 業界知識
- プロジェクト規模
- 実績の質

これらが、未来の自分と比べることで浮き彫りになります。

**4. 未来の職務経歴書は、転職活動の“羅針盤”になる**

転職活動は、情報が多すぎて迷いやすいものです。

- どの求人が自分に合っているのか
- どの経験を積むべきなのか
- どの会社を選ぶべきなのか
- どんな働き方を目指すべきなのか

しかし、未来の職務経歴書があると、
迷いが減ります。

なぜなら、
**“未来の自分が必要としている経験”**
が明確になるからです。

求人票を見るときも、
「未来の自分に必要な経験が積めるか」
という視点で判断できるようになります。

これは、転職活動の質を大きく変えます。

**5. 最後に──未来の自分の年齢を見て、私は少し焦った**

未来の職務経歴書を書き終えたあと、
私はふと、こう思いました。

**「5年後、10年後、15年後、20年後……自分は何歳なんだろう」**

その数字を見た瞬間、
胸の奥が少しざわつきました。

「急がなければ」
という感覚が、静かに湧いてきたのです。

キャリアには、思っている以上に“時間”という制約があります。
未来の職務経歴書は、その現実を優しく、しかし確実に突きつけてきます。

だからこそ、
**今、動き出す理由になる。**

未来の自分が笑っていられるように、
今日の一歩を大切にしたい。
そんな気持ちにさせてくれるワークでした。

あなたも、ぜひ一度書いてみてください。
未来が、少しだけ鮮明になります。

ではまた。

参考求人情報:https://kaikeijob.com/#job

◇キャリアカウンセリングから書類添削、面接対策まで
無料で転職のアドバイスを受けてみませんか?
無料転職登録ページからご連絡いただければと思います。

【川根博のプロフィール】
人材業界で約15年経験後、株式会社パブス設立。 これまで、1000人以上の転職希望者と面談し転職をサポートしてきました。 現在は、転職エージェントとして地元企業や地元税理士事務所への転職支援を行いながら、地元中小企業の経営サポートや、スモールビジネスの起業サポート等、多岐にわたって活躍中。
・株式会社パブス HP▼ https://www.pabs.jp/
・会計job HP▼ https://kaikeijob.com/

無料転職登録