転職活動では、まずは書類選考通過が大切です

**転職活動では、まずは書類選考通過が大切です
―あなたのキャリアを正しく伝えるための第一関門―**

転職活動を始めると、多くの方が「面接で自分をアピールしたい」「直接話せば伝わるはずだ」と考えます。
しかし、どれだけ熱意があっても、どれだけ優れた経験を持っていても、**書類選考を通過しなければ面接の席にすら辿り着けません。**

転職活動の最初の壁は、いつの時代も変わらず「書類選考」です。
そして、この壁を突破できるかどうかは、あなたの職務経歴書の質に大きく左右されます。

今回は、実際にあった相談事例をもとに、書類選考を突破するための原理原則を求職者の皆さんにお伝えします。

**■ 実際にあったケース:10数社に応募して“全敗”だった理由**

先日、転職相談に来られた方のケースです。
その方はすでに**人材会社4社に登録し、10数社に応募していました。**
しかし、結果は驚くべきことに**全敗**でした。

「これだけ応募して1社も通らないのは、さすがにおかしい」
そう感じて書類を拝見したところ、原因はすぐに分かりました。

**10数社すべてに、全く同じ職務経歴書を提出していたのです。**
しかも、ご本人が最初に作った原稿を一度も見直さず、そのまま使い続けていました。

これは非常に多い失敗パターンです。
そして、転職活動においては致命的です。

**■ 応募企業ごとに“微修正”が必要な理由**

「同じ職種なんだから、同じ書類でいいのでは」
そう思う方も多いでしょう。

しかし、実際には**同じ職種でも企業ごとに求めるポイントは微妙に異なります。**

- 企業の規模
- 業界の特性
- 組織の文化
- 社風から生まれる価値観
- 事業フェーズ(成長期・安定期・再建期など)
- 求める人物像の違い

これらによって、企業が重視するスキルや経験は変わります。

例えば同じ「営業職」でも、

- 新規開拓を重視する会社
- 既存顧客の深耕を重視する会社
- チームマネジメント経験を求める会社
- 数字よりも顧客満足度を重視する会社

など、求める人物像は大きく異なります。

つまり、**企業ごとに“刺さるポイント”が違う**のです。

**■ 書類は「記録」ではなく「プレゼン資料」**

職務経歴書は、あなたのキャリアの記録をただ並べる場所ではありません。
企業に対して、
**「私は御社が求める人材です」**
と伝えるためのプレゼン資料です。

そのためには、次の2つが必要です。

**① しっかり書くべきポイント(厚めに書く部分)**

企業が求めるスキル・経験に直結する部分です。
ここは丁寧に、具体的に、説得力を持って書く必要があります。

**② 簡潔でよいポイント(スリムにまとめる部分)**

応募企業にとって優先度が低い経験は、簡潔にまとめて構いません。
すべてを均等に書くと、伝えたいポイントがぼやけてしまいます。

この“強弱のつけ方”が、書類選考通過率を大きく左右します。

**■ まずは「企業が求めているポイント」を理解すること**

書類を企業ごとに微修正するためには、
**その企業が何を求めているのかを理解することが不可欠です。**

- 求人票の文言
- 企業のホームページ
- 事業内容
- 社長メッセージ
- 社風
- 競合との違い
- 事業フェーズ

これらを読み解くことで、企業が求める人物像が見えてきます。

しかし、求職者がこれを一人で行うのは簡単ではありません。
求人票には書かれていない“本音”があるからです。

**■ 人材会社のコンサルタントと活動するメリット**

ここで大きな力になるのが、
**人材会社の転職コンサルタント**です。

コンサルタントは企業と直接やり取りをしているため、

- 求人票には書かれていない本当のニーズ
- 採用担当者が重視しているポイント
- 過去に採用された人の傾向
- 書類で落ちやすい理由
- 面接でよく聞かれる質問

こうした“裏側の情報”を持っています。

つまり、
**「企業が求めているポイント」を最短で理解できる**
という大きなメリットがあるのです。

その情報をもとに、あなたの職務経歴書を微修正すれば、
書類選考の通過率は大きく変わります。

**■ 書類選考は“最初の勝負どころ”**

転職活動は、書類選考を突破しなければ何も始まりません。

- 面接でアピールする機会もない
- 自分の魅力を直接伝える場もない
- 企業との接点すら持てない

だからこそ、
**書類選考は転職活動の最初の勝負どころ**
なのです。

そして、書類選考を突破するためには、

- 企業ごとに微修正する
- 求めるポイントに合わせて強弱をつける
- 自分の経験を“企業が理解できる形”に翻訳する

この3つが欠かせません。

**■ 書類選考には、まだまだ多くのポイントがある**

今回お伝えしたのは、書類選考のごく一部です。
実際には、

- アクションワードの使い方
- 数字の入れ方
- 成果の書き方
- レイアウトの工夫
- 読みやすさの設計
- 応募企業とのマッチングの示し方
- キャリアの一貫性の見せ方

など、書類選考にはさらに多くのポイントがあります。

これらを理解し、実践できるかどうかで、
あなたの転職活動の結果は大きく変わります。

**最後に:書類選考は“あなたの価値を伝える第一歩”**

書類選考は、あなたのキャリアの価値を企業に伝える最初のステップです。
ここを突破できれば、面接で直接アピールするチャンスが生まれます。

逆に、どれだけ優れた経験を持っていても、
書類で伝わらなければ評価されません。

だからこそ、
**「まずは書類選考を通過する」**
という意識を持つことが、転職成功の第一歩なのです。

ではまた

参考求人情報:https://kaikeijob.com/#job

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【川根博のプロフィール】
人材業界で約15年経験後、株式会社パブス設立。 これまで、1000人以上の転職希望者と面談し転職をサポートしてきました。 現在は、転職エージェントとして地元企業や地元税理士事務所への転職支援を行いながら、地元中小企業の経営サポートや、スモールビジネスの起業サポート等、多岐にわたって活躍中。
・株式会社パブス HP▼ https://www.pabs.jp/
・会計job HP▼ https://kaikeijob.com/

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