②転職活動での職務経歴書作成の原理原則

**②転職活動での職務経歴書作成の原理原則
―あなたの価値を正しく伝えるために―**
転職活動において、職務経歴書は「書類選考の中で最も重要な書類」です。
これは誇張ではありません。
なぜなら、職務経歴書はあなたの過去の経験を伝えるだけでなく、
**“あなたがどんな価値を提供できる人材なのか”を企業に示す唯一のプレゼン資料**だからです。
前回のパート1では、
**①職務経歴書は自分ができることを示すプレゼン資料である**
という原理原則についてお話ししました。
今回はその続きとして、
**②職務経歴書に必要な4つのポイント**
**③A4用紙3枚以内にまとめる理由と、焦点の当て方**
について深掘りしていきます。
転職活動の成功は、職務経歴書の質で大きく変わります。
あなたの価値を正しく伝えるために、ぜひ最後まで読んでみてください。
**② 職務経歴書に必要な4つのポイント
―あなたの経験を「企業が理解できる形」に翻訳する―**
職務経歴書の本質を突き詰めると、必要な要素は次の4つに集約されます。
1. **どのような業務を経験したか**
2. **どのような役割と責任を担ったか**
3. **どのような成果を出したのか**
4. **入社後、どのような貢献ができるのか**
この4つが揃って初めて、企業はあなたの価値を正しく評価できます。
逆に言えば、この4つのどれかが欠けていると、あなたの魅力は半減してしまいます。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
**1) どのような業務を経験したか
―“仕事内容の説明”ではなく“経験の棚卸し”―**
まず必要なのは、あなたがどんな業務を経験してきたか。
ただし、ここで注意したいのは、
**「業務内容をただ羅列するだけでは意味がない」**
ということです。
企業が知りたいのは、
「この人はどんな環境で、どんなレベルの仕事をしてきたのか」
という“経験の質”です。
そのためには、次のような情報が必要になります。
- 業界・商材・顧客層
- 担当領域(営業なら新規か既存か、事務なら担当業務の範囲)
- 1日の業務量や担当件数
- 使用したツールやシステム
- チーム構成や組織規模
これらが書かれていると、企業はあなたの経験を具体的にイメージできます。
**2) どのような役割と責任を担ったか
―“あなたが組織の中で果たした役割”を示す―**
同じ業務でも、役割や責任の重さは人によって大きく異なります。
例えば営業職でも、
- 自分でアポイントを取ったのか
- 既存顧客のフォローが中心だったのか
- チームリーダーとしてメンバー育成をしていたのか
- プロジェクトの進行管理をしていたのか
これらによって、企業が受ける印象はまったく違います。
役割や責任を書くことで、
**「あなたがどのレベルの仕事を任されていたのか」**
が明確になります。
**3) どのような成果を出したのか
―成果は“数字”と“背景”で語る―**
職務経歴書で最も差がつくのが、この「成果」です。
成果を書くときのポイントは、
**数字で示すこと**
**背景を説明すること**
の2つです。
例えば、
- 売上120%達成
- コスト10%削減
- 顧客満足度向上
- 業務効率化で作業時間30%短縮
など、数字があると説得力が一気に増します。
さらに、
「なぜその成果を出せたのか」
「どんな工夫をしたのか」
「どんな困難を乗り越えたのか」
といった背景を添えると、あなたの能力がより立体的に伝わります。
**4) 入社後、どのような貢献ができるのか
―企業が最も知りたい“未来の価値”―**
実は企業が最も知りたいのは、
**「あなたが入社後にどんな貢献をしてくれるのか」**
という未来の価値です。
過去の経験や成果は、そのための材料にすぎません。
だからこそ、職務経歴書の最後には、
**「これまでの経験を活かして、御社では〇〇に貢献できる」**
というメッセージを必ず入れてください。
これは、あなたの経験と企業のニーズをつなぐ“橋渡し”になります。
**◎ 自分を正しく表現できないと、過小評価されてしまう**
多くの求職者が陥るのは、
**「自分の価値を正しく表現できていない」**
という問題です。
本当はもっと評価されるべき経験を持っているのに、
書き方が弱いために魅力が伝わらず、書類選考で落ちてしまう。
これは非常にもったいないことです。
職務経歴書は、
**“事実をどう伝えるかで評価が変わる”**
という特殊な書類です。
だからこそ、原理原則を理解し、
あなたの価値を正しく伝えることが重要なのです。
**③ A4用紙3枚以内が基本目安
―“全部書く”のではなく“伝えるべきことだけを書く”―**
ビジネス経験が長い方ほど、
「全部書かないと伝わらないのでは」
という不安から、職務経歴書が長文化しがちです。
しかし、採用担当者が職務経歴書に目を通す時間は、
- **短ければ数秒**
- **長くても数分**
と言われています。
つまり、長文を書いても読まれません。
だからこそ、
**A4用紙3枚以内**
が基本の目安になります。
**職務経歴書は“記録集”ではなく“プレゼン資料”**
あなたの職務経歴書は、
あなたの人生の記録をすべて書く場所ではありません。
企業に伝えるべきは、
**「あなたがどんな価値を提供できる人材なのか」**
という一点です。
そのためには、
- アピールしたい経験は厚めに書く
- 優先度の低い経験はスリムにまとめる
- 企業が求める情報に焦点を当てる
という“メリハリ”が必要です。
**次回予告:職務経歴書に使うべき必須のアクションワード**
次回は、職務経歴書の質を一段引き上げる
**「アクションワード」**
についてお話しします。
- どんな動詞を使うと伝わりやすいのか
- 企業が評価しやすい表現とは何か
- 書類の印象を強くする言葉の選び方
これらを知ることで、あなたの職務経歴書はさらに洗練されます。
**最後に:原則を理解しつつ、第三者の添削も活用する**
職務経歴書には、
**100人いれば100通りの書き方があります。**
原理原則を理解することは大切ですが、
自分だけで完璧に仕上げるのは難しいものです。
だからこそ、
**第三者に添削してもらうことは非常に有効です。**
客観的な視点が入ることで、
あなたの強みがより明確になり、
書類の完成度が一気に高まります。
ではまた
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【川根博のプロフィール】
人材業界で約15年経験後、株式会社パブス設立。 これまで、1000人以上の転職希望者と面談し転職をサポートしてきました。 現在は、転職エージェントとして地元企業や地元税理士事務所への転職支援を行いながら、地元中小企業の経営サポートや、スモールビジネスの起業サポート等、多岐にわたって活躍中。
・株式会社パブス HP▼ https://www.pabs.jp/
・会計job HP▼ https://kaikeijob.com/

